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病院薬剤師の求人に応募する場合、前段階でどんな病院を選ぶのか！？という部分がとても重要になります。自身の性格などにも関わってくる部分もあるかもしれませんが、ここでは、基本的な病院選びのポイントついて考えていきたいと思います。
病院薬剤師の年収がやや抑えられ気味であることは、薬剤師のみなさんはご存知だと思います。しかし、病院のタイプ・病院の経営状況によっても若干の違いがでてきます。
まず、この辺のところを見ていきましょう。一般的に言われていることですが、急性期型病院は年収がやや低めに設定されていて、療養型病院は年収がやや高めであると言われています。もちろん、すべての該当する病院が絶対こうである！とは断言できませんが、傾向としてこのように言われているとお考えくださればいいと思います。
また、病院勤務の経験のない薬剤師は、大病院の方が年収は高いのでは？と思いがちですが、現実はけっしてそのような状況ではないことは認識していただきたいと思います。例えば、病床数３００を超える大病院（薬剤師１２名）の薬剤師の年収提示額が３５０万円～４００万円であるのに対し、病床数１５０程度の中規模病院（薬剤師３名）の年収提示額が４５０万円～５００万円という場合も実際の薬剤師募集ではあるのです。
病気の発症で緊急的に治療が必要になる方が多く来院する病院になります。このような病院では、必然的に様々な症状の患者の治療を行うことになります。故に、使用する医薬品の種類も豊富であり、薬剤師としての経験を積むには最適と言われています。
反面、時間外労働のような残業が多い傾向にあり、勤務時間もやや長くなる傾向にあります。前述のように、急性期型病院の薬剤師の年収はやや低めであると言われているようです。年収よりも、薬剤師としてのスキルを身につけることを第一の目標としている方は、急性期型病院がオススメでしょう。
様々な精神疾患の患者を扱う病院になります。精神科病院は、他の病院と比べると薬物の使用（薬物治療）が難しくなるようなケースも意外に多いのです。ですから、精神科病院を選ぶ薬剤師は、精神科専門の薬剤師を目指している方が多い傾向にあるようです。
単に薬剤師としてだけでなく、精神疾患を持つ患者の医療全般に興味・関心のある薬剤師が向いている病院と言えるのではないでしょうか。蛇足になりますが、精神科病院の薬剤師の年収相場はやや高いと言われているようです。
ある期間（長期）に渡っての療養が必要な患者を主に対象としている病院です。薬剤師から見ると、同じ患者に同じ薬を長期間に渡って使うことが特徴であると考えていいでしょう。同じ患者をずっと見続けるわけですから、患者とのコミュニケーションなどは十分満足のいく医療現場と言えるのかもしれません。
しかし、同じ薬を使い続けることから、薬剤師としてのスキルを身につけるには、やや不満足な部分があるかもしれません。ただ、療養型病院の特徴の一つに残業が比較的少なく、年収も急性期型病院より高めに設定されているということが挙げられます。
★最後になりますが、病院薬剤師を目指す場合、病院の種類によって業務内容、年収、勤務時間などの諸条件がいろいろ変わってきます。ご自身の性格・希望する物事をよく考慮した上で選択しましょう。
仕事をしていく上で、職場に対して様々な要望を言いたくなることは、何も珍しい話ではありません。それは、専門職といわれる薬剤師にとっても、同様のことがいえるでしょう。
しかし、自分の要望ばかり言っていても、職場で煙たがられるのがおちです。やはり、自分の要望だけではなく、現場で求められている薬剤師について正しく理解しておく必要があるでしょう。 薬剤師転職サイト では、現場で求められている薬剤師とは、どのような人物像なのでしょうか。詳しく見ていくことにします。
一言で薬剤師といっても、様々な現場で働くことができますが、どの職場でも共通していることは、コミュニケーション能力が高い薬剤師が求められているということです。 以前は、調剤だけしっかりとこなしていれば、どこでも働くことができましたが、最近は調剤だけできる薬剤師は必要とされなくなってきました。
つまり、基礎的な知識や応用的な知識だけではなく、ヒューマンスキルも求められるようになってきたということです。 このようにみていくと、薬剤師としてのスキルだけではなく、人間性が高い人が、現場で求められているように感じてしまいますが、そこまで難しく考える必要はありません。
もっと噛み砕いて言えば、薬剤師として患者さんの治療に携わりながら、一緒に病を治していく姿勢が重視されてきたということになります。 例えば、薬の飲み方１つとっても、患者さんが飲みやすい形状に気を配る必要がありますし、副作用の有無や薬が体質に合っているかどうかについても、患者さんとコミュニケーションをとりながら聞き出さなければならないのです。
要するに、薬剤師としての仕事だけできれば良いわけではなく、どのような考え方で仕事に取り組んでいるのかということや、患者さんと向き合う姿勢などが特に重要視されてきたといっても過言ではありません。 その上で、更にスキルアップしていきたいのであれば、より専門的な知識や経験を身に付けていく必要があるでしょう。
医療業界の変化と共に、現場で求められる薬剤師の在り方は今後も変わっていきます。いつまでも現場で必要とされる、薬剤師として働いていきたいものです。
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